現在の天赦園、太鼓橋式の白い藤は終わりましたが、紫の野田藤が咲き始め、
その他のお花もたくさん咲いて、色鮮やかです。写真は、19日 日曜日の様子です。
まんまるツツジとまんまる手水鉢、そして宇和島城。この日は曇り空で時折小雨がパラつくお天気でした。
こちらは、春雨亭付近。
つづいて、枯れ川の手前の藤棚と黄菖蒲、ツツジです。
この日、鮮やかなお花に囲まれて、今年の第1回春の呈茶会と、宇和島さんさのご披露がありました。
潜淵館外の緋毛氈と朱い傘のお席。向こうの中ノ島ではさんさの準備中。
呈茶会では、普段は立入禁止となっている潜淵館内でもお茶をお楽しみいただけます。イスのお席もございます。
11:00ごろから、宇和島さんさを楽しむ会様にさんさ踊りをご披露いただきました。
三味線と唄は何と生演奏です!
唄のキーワードは、「もろともに」。背景には、仙台伊達家と宇和島伊達家との本末争い(本家・末家の争い)があります。
争いムードのなか、仙台・宇和島両藩士が同座したお酒の席でのこと。
仙台から宇和島への人の流れとともに文化も伝わり、仙台・宇和島の土地には共通するものがたくさんあるのですが、
「宇和島にはこれはないだろう!」と仙台藩士が「さんさ時雨」という踊りを披露。
「・・・何!!(今日の今までなかったけど)宇和島にもこの「さんさ」があるてや!!」ということで、
宇和島藩士が即興で披露したのが、宇和島さんさと言われています。
「竹に雀の 仙台様も ションガイナ 今じゃ此方と エエエ 諸共にヨ・・・」
同じ伊達同士、ともにやっていこうじゃないか、という語りかけ。
宇和島武士の心意気を示す唄として、黒い着流しでビシッと踊るのが、宇和島さんさのいわば流儀です。
天赦園でのさんさご披露、次回は6月21日(日曜日)の予定です。(5月はお休み)
そしてお茶会、次回は、4月26日(日曜日)10:00〜15:00開催です。詳細は、以下のチラシをご覧ください。
ご来園、お待ちしております!
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