真ん中の石は阿弥陀如来、右の脇侍石は観音菩薩、左の脇侍石は勢至菩薩に見立てられています。
鬼門の艮(うしとら。北東)の方角を護る三尊石。
枯れ川石組みは、過去・現在・未来の時の流れも象徴しており、その源流は宇和島伊達家の源である東北の地を意味します。
伊達家繁栄への感謝と願いを込めて、この三尊石の主尊石には子持ち石が用いられています。
今回は三尊石の説明でちょっと触れただけですが、日本庭園には作庭者の思いや願い、自然への感謝の念などが込められているんです。
それらを知ってあらためて庭を眺めてみると、純粋に自然を楽しむというのとはまた違った趣が味わえます。